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糖質とハゲの関係について解説!
テレビでも話題になったダイエット法の一つに、糖質制限ダイエットがあります。
なかには糖質制限ダイエットに挑戦された方もいらっしゃるかもしれません。
糖質とは炭水化物のことを指し、炭水化物は米やパン・麺・イモ類などの主成分になります。
この糖質は、身体にとって重要な成分なのですが、ハゲとの関係はどのようになっているのでしょうか。
糖質を摂りすぎてしまうとハゲるのか?それとも糖質を制限しすぎるとハゲてしまうのか?
今回は糖質とハゲの関係性について解説していきたいと思います。
①糖質の摂りすぎでハゲることはある?
今回は最初に、糖質を摂りすぎることでハゲることがあるのか?を考えていきたいと思います。
果たして糖質を摂取しすぎることで、ハゲてしまうことがあるのでしょうか?
まずは、摂取することでハゲが目立ってきてしまた方の口コミからご紹介したいと思います。
しばらく70前後で落ち着いていた抜け毛が100本超えました。。。 (´Д`)ハァ…
1週間ほど前から頭皮の状態がよくありませんでした。
前回の『フィンペシア→フィナロイドに変更しました AGA治療718日目』ではまだ抜け毛は増えていませんでしたが、頭皮の脂がいつもよりも多く、ニキビもできやすくなっていました。
そんな状態でも抜け毛は増えていなかったのであまり気にしていなかったのですが、昨日急に抜け毛が増え100本を久しぶりに超えました。
原因はおそらく糖分のとりすぎと寝不足だと思います。
低糖質ダイエットで「薄毛になった、髪が増えた」、どちらの意見もあるのですが、私の場合は糖分を控えているときのほうが頭皮の状態がよく抜け毛も減ります。
低糖質ダイエットしてる方は栄養も不足気味になっているんじゃないかと思ってます。
以前から糖分のとりすぎはハゲるかもしれないと考えていて、余計に摂りすぎないように気をつけていたのですが気を抜くとダメですね。
この方のブログでも書いてある通り、糖質を摂りすぎると抜け毛が増えてしまう可能性があります。
しかし、極端に糖質を控えてしまうと、体全体の健康に悪影響を与えてしまいますよね。
糖質を摂取すること自体は悪いことではなく、むしろ体のエネルギーをつくるのに大切な栄養素なのです。
あくまで、ハゲの原因となるのは過度な糖質摂取、ということを認識してくださいね。
過度な糖質の摂取でハゲることがある理由
過度な糖質の摂取が抜け毛、脱毛の原因となることがわかりました。
しかし、過度な糖質摂取といっても具体的な部分がみえてきませんよね。
ここでは過度な摂取が、頭皮にどのような影響を及ぼしてしまうのかについて、解説していきたいと思います。
当てはまる人は注意が必要かもしれません。
血糖値を上げて血行を悪くする
炭水化物は糖質として分類されていることは前述しました。
炭水化物は口の中に入ると唾液アミラーゼによって分解され、胃から小腸にかけてさらに分解されてブドウ糖となります。
このブドウ糖は小腸から肝臓に送られていき、必要な分だけ血液に溶けて全身を巡っていきます。
しかし、不必要な分はグリコーゲンと呼ばれる物質に変換され、身体に蓄えられていきます。
この血液に溶けたブドウ糖の割合を血糖値と呼び、血糖値が高ければ高いほど血中に含まれるブドウ糖の濃度が高いことになります。
砂糖を水で煮詰めると水飴になるのと同じく、血中に溶け出したブドウ糖が多ければ多いほど、血液を粘性のあるものに変えてしまいます。
つまり、血糖値が上がれば上がるほど、血液の流れが悪くなるため、細胞の活性に必要な酸素と栄養素が巡りづらくなるのです。
それが続くと髪の毛は成長できなくなってしまいますので、抜け落ちる量が増えてくる流れになるのです。
体脂肪を増やす
先ほどの説明で、不必要な分はグリコーゲンに変換されてしまうことをお話しました。
しかし、余分なブドウ糖が全てグリコーゲンになるわけではありません。
ヒトが1日の活動で必要な分ほどしか蓄えることができないので、それ以外は全て中性脂肪となります。
脂肪は、血液をドロドロにするだけでなく、血管を詰まらせ、重度に至ると心筋梗塞や脳梗塞といった疾患を引き起こします。
ハゲに関して言えば、血液をベトベトとさせ、血管を詰まらせてしまうのです。
血流を悪くすることは細胞の活性化を滞らせることにつながるため、髪の毛の成長を阻害しているのと同じ働きをします。
そのため体脂肪が増えると、それだけハゲになりやすい危険性があがることになります。
余分な皮脂が生まれる
ビタミンB群は皮脂の分泌量をコントロールしてくれる物質です。
しかし、糖質の分解・代謝でビタミンB群が消費されてしまうことで、皮脂が分泌されやすくなってしまいます。
それだけでなく、中性脂肪として蓄えられた糖質は体内に蓄えられるだけでなく、皮脂として体外から排出される働きもあります。
このように糖質を摂れば摂るだけ、余分な皮脂も分泌されるようになってしまいます。
どのくらいが摂りすぎなの?
糖質の過剰摂取はハゲる可能性を高めてしまうことを説明しました。
そこで、具体的にどれ位の量を摂取していたら、ハゲるリスクが高まるのか?疑問が生まれますよね。
明確な規定はありませんが、大体の目安量は存在します。
一般成人男性の1日に必要な摂取カロリーは1,800~2,200kcalですが、間をとって2,000kcalにします。
そこから6割を糖質で摂ると仮定すると、2,000kcal×0.6=1200kcalとなります。
大体糖質1gで4kcalなので、1200÷4=300となりますので、1日300gの糖質摂取を目安にすると良いでしょう。
ちなみにご飯1膳は150gと規定されていますが、この中に含まれている糖質は約55gとなっています。
6膳以上摂取するのであれば、摂りすぎの可能性があることを理解しておきましょう。
ちなみにこのカロリーは必ずしも糖質から摂取するものとは限らないので、あくまで目安として覚えておきましょう。
②糖質制限でハゲることはある?
先ほどまでは、糖質を過剰に摂取した場合にハゲる可能性について説明をしました。
では、今度はその逆で、糖質制限をしたことによってハゲてしまうことがあるのでしょうか?
ここでも、まず口コミからご紹介していきたいと思います。
夏から3ヶ月ほどかけて10キロ痩せました。
ですが、同時に凄い量の抜け毛もあり、ダイエット中は髪がスカスカな状態で、見た感じは大丈夫なんですが、触るとスカスカ感がもの凄かったです。
食事内容を考え直し、少し増やして2週間ほどたつんですが、今生えている毛が細くてパサパサした状態から普通の状態に戻って、多少回復したかなーという感じです。
抜けてしまった毛はきちんと生えてきますかね?
見た感じではちょっとわからず、調べてみてもちゃんと生えるという意見と、毛根が仮死状態になってしまって自力で治すのは難しいという意見で分かれています。
自分で頭皮を直に触ってみるとチクチクします。(男ですが、髪は多少長めです。)
これは戻ってきているとみていいでしょうか。
年は19です。
糖質制限ダイエット中の抜け毛についてです。
糖質制限を始め4ヶ月になります。
私はダイエットスタート時BMIが42の重度の肥満の30代前半の女です。
糖尿病ではないのですが、スト
レスと空腹に耐える事がないダイエット法として私には糖質制限が合っていたようで4ヶ月で16kg減量しました。
それが最近、シャンプーをすると指に何10本も抜けた髪が絡み排水溝のフタが毎回悲惨な事になります。
糖質制限を推奨しているお医者さんのブログで、糖質制限をして脱毛が改善したという方を何人か拝見したのですが、私は逆に脱毛が始まってしまいました。
なぜ脱毛が始まったのでしょうか?
糖質は1食に10〜20g摂取してます。
唐揚げとかも食べるのでカロリーが足りてないとかではないと思います。
まだまだ肥満なので糖質制限は続ける予定なのですが、続けても大丈夫でしょうか?
脱毛に関して何か治療をしないと治らないでしょうか?
糖質制限でダイエットに成功していても、抜け毛・脱毛が目立ってきてしまっては驚いてしまいますよね。
このことからも糖質を過剰に摂取するだけでなく、糖質制限をしすぎることもハゲてしまう原因になることがわかります。
どうして糖質制限が薄毛につながるの?
糖質を過剰に摂取すると皮脂を余分に分泌したり、血糖値を上げて血行不良を引き起こすと説明しました。
しかし、どうして糖質を制限することでハゲるリスクをあげてしまうのでしょうか?
以下では、なぜ糖質制限したことで抜け毛や脱毛が目立ってきてしまったのかについて、解説していきたいと思います。
炭水化物には大事な栄養素がたくさん
炭水化物自体単なる糖分になるものだけでなく、細胞の代謝に必要なミネラルを多く含んでいます。
それに加えて糖分は,ヒトが活動をするためのエネルギー源となっています。
糖分が足りていないと体内にある他の栄養素で、エネルギーを補うことになるため栄養不足になりがちです。
そのため、糖質制限中といって無闇に炭水化物を除いて食事を行っていくと、逆に抜け毛が増えてしまうことになってしまいます。
過度な糖質制限も避けるようにしましょう。
糖質以外の栄養素が補えているか確認しましょう
元々食事バランスが取れていない人が糖質制限をしようとすると非常に危険です。
糖質以外で栄養を補えていないため、体内の栄養不足に拍車をかけてしまうことになります。
頭皮にある毛母細胞を活性化させるために必要なのは、酸素と髪の毛の構成に必要な栄養素です。
炭水化物の中にもその栄養素は含まれていますが、制限をするならばそれ以外で補わなければいけません。
糖質制限をするのであれば、炭水化物以外から栄養を補えるようにしなければ抜け毛を阻止することはできません。
その点は十分に確認して、栄養を摂るようにしていきましょう。
糖質制限で抜け毛が減った例も…
糖質制限中に抜け毛が目立っては、このまま続けていいのか悩んでしまいますよね。
しかし、せっかくはじめた糖質制限ダイエット、髪の毛が抜けてしまったからといって中止する必要はありません。
そこで、以下の口コミをご紹介したいと思います。
糖質制限をはじめてから、随分たって気がついたこと。
それは、抜け毛が減ったということでした。
産後多くの人が、抜け毛を経験すると思いますが、私もかなり抜けて焦りました
(中略)
何故抜け毛が減ったのか。
おそらく今までの私の食事のスタイルは、圧倒的にタンパク質不足だったのだと思います涙
髪の毛はタンパク質から出来ています。トップの写真にあるように、ランチと言えばご飯物、麺類などの炭水化物がメインの食事にタンパク質は添え物程度でした。
あのときは、これで栄養のバランスが取れていると思っていました。
でも糖質制限をはじめてから、タンパク質不足を指摘され、タンパク質を食べることをとにかく意識しました。
最初はものすごく抵抗があって、こんなに食べて大丈夫なんだろうか?と思ったのですが、タンパク質を食べるようになった私の体は水を得た魚のように、元気になっていきました
このように、途中で自分のたんぱく質不足を知ることによって、糖質制限しながら食生活を改善。
いかにバランスがとれた食生活が大切かが伝わってきますよね。
糖質制限中に抜け毛が増えたからといって悲観せず、食生活を見直してみてはいかがでしょうか。
さて、それでは具体的に糖質制限をすることによってもたらされる恩恵とはどういったものがあるのでしょうか?
糖質制限をしたことによって抜け毛が減った方達の多くは、この恩恵を実感している印象を受けます。
それでは、糖質制限で抜け毛が減った理由について解説していきたいと思います。
基礎代謝が上がる
糖質制限をすると基礎代謝が上がると言われていますが、具体的には2つの理由から基礎代謝が上がるとされています。
一つ目は、インスリン分泌の抑制によるものです。
糖質が血液に溶け出すと血糖値が上がりますが、その血糖値を下げるために身体の中でインスリンと呼ばれる成分が分泌されます。
このインスリンは糖質を中性脂肪に変換し、中性脂肪の分解を抑制するため、身体に脂肪がどんどん溜まってしまう状態になります。
インスリンが抑制されることで中性脂肪の代謝は活性化されますので、基礎代謝の向上につながります。
2つ目は、分解された中性脂肪から糖質を作り出して、エネルギーへと変換する糖新生と呼ばれる機能が活発に働くようになります。
糖新生とは、体内の糖質が十分に確保できない場合に、中性脂肪をブドウ糖に変えてエネルギーを産生します。
これを行うことでも基礎代謝が上がります。
血液がサラサラになる
血糖値が上がると血液がドロドロになりやすくなってしまうことは前述しました。
そこで、余分な糖質を体内に取り込まないことで、血液をサラサラにすることができます。
血液だけでなく、血管のダメージを軽減するメリットもありますよ。
血糖値を一定に保つためにインスリンを分泌しますが、この分泌を繰り返すことで血管はダメージを負います。
糖質自体も血管を傷つけますし、タンパク質と化合すると強い毒性を持ってしまいます。
そのため、糖質を抑えることは血管内の環境を良くする意味でも必要になります。
相対的にたんぱく質を多くとる
糖質制限をすることで、その他の栄養素で補うことになりますが、タンパク質を多く摂るのもまた髪の毛にとっては良いことです。
タンパク質は、アミノ酸が多数結合したものになりますが、アミノ酸は身体を構成するために必須な栄養素です。
タンパク質をアミノ酸に分解し、各器官へ運ばれアミノ酸からタンパク質へと再合成します。
これは頭皮でも同様のことが起こっています。
タンパク質を多く摂ることでアミノ酸を多く摂ることができ、結果として頭皮の細胞の活性化に貢献することができるようになります。
まとめ
今回は糖質制限とハゲの関係について説明してきました。
糖質を摂りすぎても、摂らなさすぎてもダメであるがわかったかと思います。
栄養はそもそもバランスがとても大切になります。
ある一定の栄養素だけでは作られない物質もありますので、糖質はある程度抑えて栄養をたくさん摂れるような食事バランスを心がけていきましょう。
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